デンタルポイントNO9(改めて歯の磨き過ぎに注意) of デンタルクリニックたかはし

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 体の洗い過ぎや髪の毛の洗い過ぎは、皮膚や頭皮を痛めるように、歯の磨き過ぎは歯の表面は勿論、歯肉も痛める原因となります。
 一般的に、強い力や電動歯ブラシを使用することで汚れがよく取れて奇麗になると思われているようですが、正しい磨き方は、自分のお口の環境に合った歯ブラシを使用し、力を入れず軽く磨くだけで汚れを取ることができます。また、電動歯ブラシは手動で磨いた後の仕上げ磨きとして使用することをお勧めします。
 毎食後(時間が許す限り)、歯を磨くことはエチケットとして当たり前のことですが、一般的に食後直ぐに歯を磨く方がお口の中は奇麗になると思われやすいですが、歯にとってはそうでもありません。
 食後、賛成に傾いたお口の中は、唾液の力によって中和されていきます。歯の表面は酸により崩れ(脱灰)ていきますが、唾液の中のミネラル成分(カルシウム・リンなど)により崩れた部分が再生(再石灰化)されます。この自然治療力(再生力)にはある程度の時間がかかるため、放置しておくことが大切です。
 昔は、食後ゆっくりお茶を飲みながら話をする時間が取れたため再生する時間もありましたが、現在は、人によりますが、食事時間も取れないぐらい時間に余裕がなく、再生に必要な時間が取れていないのが現状です。このことにより、お口の中が酸性に傾いた状態のままで歯磨きをしてしまうと柔らかくなっている歯の表面を磨くことになるため、表面が削れて(摩耗)しまうことになります。
 もし食後、直ぐでないと歯を磨く時間が取れない場合には、歯磨きをしないでフロスを使って歯間の清掃をし、よくうがいをすることをお勧めします。フロスが使えない場合は、うがいだけでも大丈夫です。この方が歯の表面を気づ付けることがなく自然に再生が行われます。

ポイント

◎食後、歯を直ぐに磨くのではなく、少し時間をおいてから磨く。
 歯の再生時間は、人の歯質の状態によって異なりますが、食後、お茶を飲みながらゆっくり話ができるぐらいの時間を目安にすると良いでしょう。
◎磨く時間がない場合、放置したままではなく、フロスを使って歯間の清掃をしてからうがいをする。又は、フロスを使えない場合は、うがいだけでもする。
◎甘いもの・柑橘系・酸が強い物を食べた後や、お酒・スポーツドリンクを飲んだ後は、うがいをしたり砂糖の入っていない飲み物を飲んだりしてお口の中を中性に戻す。
 そのまま放置しておくと、再生(再石灰化)が追い付かず、歯と歯茎の境目や歯と歯の間が虫歯になります。
◎回りに左右させず、正しい知識を身に付け、それを継続していくことが大切です。

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