希少糖 of デンタルクリニックたかはし

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 一般的に知られている『糖』は、食べると太るイメージがありますが、私たちの体には欠かせないもので、例えば、ご飯を食べるとでんぷんが分解されてブドウ糖になり、そのブドウ糖が腸で吸収され、血液に乗って細胞に届きエネルギーになります。これが通常の流れですが、摂りすぎると吸収量が多くなり肥満の原因になります。
 以前から『希少糖』の存在は注目されていましたが、自然界に存在する色々な糖の中でも微量にしか存在しない文字通りたいへん希少な糖で、たいへん高価なものでした。
 そこで、香川大学農学部・医学部を中心とした研究チームが、希少糖を肥満や糖尿病の予防・抑制に役立てたいということから、長年の研究の末、食べても太らない糖『希少糖』の大量生産に成功しました。
 歯科においても、虫歯予防に使われている虫歯にならない糖キシリトールがありますが、実はこれも希少糖の一つなのです。
 希少糖は何種類か存在しますが、その中でも肥満予防効果のあるD-プシコースと、老化予防効果のあるD-アロースが注目されています。
 先の例にも挙げたように、通常はご飯を食べると、でんぷんがブドウ糖に分解されますが、D-プシコースを一緒に摂った場合、それをD-プシコースが邪魔をするため、できるブドウ糖の量が減り、腸でのブドウ糖吸収がブロックされます。そして、取り込まれたブドウ糖が、貯蔵糖として肝臓に溜め込まれ、エネルギーとして使えるブドウ糖が減るため、代わりに脂肪が燃焼されます。さらにD-プシコースには、脂肪をつくる酵素の働きを邪魔する作用もあることが分かっています。つまり、お腹いっぱい食べても、腹八分目で我慢したときと同じことが体の中で起こっていることになるのです。
 Dーアロースにおいては、老化・生活習慣病・血圧上昇・老人性認知症の原因である活性酸素を消すだけでなく、活性酸素の発生自体を抑えてくれます。つまり、抗酸化作用で体を内面から若返らせようとしてくれます。
 例えば、肥満防止効果を得るために、普段の生活で希少糖をうまく利用するためには、D-プシコースが1日2g必要なので、希少糖食品のグラム数をよく確認し、適量を食事に取り入れることをお勧めします。
 キシリトールもそうでしたが、たくさん摂取すれば良いものではなく、摂りすぎるとお腹が緩くなるので、摂り過ぎには注意してください。
 希少糖は、大量生産が成功し、これから希少糖入り食品が世に出てくると思います。必要な方は、まず生活習慣を見直し、自分の体の状態に合った方法で上手く取り入れてほしいと思います。上手く活用できれば、美容・健康に効果を発揮し、これからの生活に欠かせないものになってくるかもしれません。

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