お口の状態に合わせた口腔ケア of デンタルクリニックたかはし

アウトライン-[更新済み].gif医療法人デンタルクリニックたかはし

歯の周りの歯肉が腫れたり、ぶよぶよして炎症を起こしている場合

使用する物
詳細
歯ブラシ 毛先の軟らかい物。
綿棒 中くらいの大きさで、手で触っても硬くない物。
ガーゼ 目が粗くなく、軟らかい物(皮膚をこすってもいたくない物)。
クルリーナ ブラシの目が粗く、傷つけてしまいやすいため使用しない。
モアブラシ ブラシの目は軟らかいが、柄が長いため力がはいりやすく、力を入れ過ぎると傷をつけやすいため、慎重に使用。

歯の周囲の歯肉が健康な状態の場合

使用する物
詳細
歯ブラシ 毛先の軟らかい物。
綿棒 中くらいの大きさで、あまり硬くない物。
ガーゼ 目が粗くなく、軟らかい物。
クルリーナ ブラシの目が粗いため力を入れてこすり過ぎない。
モアブラシ ブラシの目は軟らかいので細かい部分以外は、全体的に清掃できる。

歯は無いがお口の粘膜が赤くなったり、白くただれている場合

使用する物
詳細
歯ブラシ 毛先の軟らかい物でも、使用しない方がよい。
綿棒 磨く範囲が広いので、できるだけ軟らかく大きい物を使用し、こすらないように注意しながら全体を拭きとるように使用する。
ガーゼ 目が粗くなく、軟らかい物で、指で押し付けないように、ゆっくり全体を拭きとるように使用する。
クルリーナ タンを取る以外、使用せず、タンを取るときも、粘膜に触れないように注意する。
モアブラシ ブラシの目は軟らかくても力を入れず、触れる程度で使用する。

※こびり付いたタンを取る場合、いきなり全部取るのではなく、まずぬるま湯ぐらいの温度にクルリーナ・モアブラシを浸し、そのぬるま湯でタンをふやかすようにし、クルリーナ・モアブラシを回転させながら、少しずつゆっくり取っていくと良いでしょう。

歯は無いが健康な粘膜の場合

使用する物
詳細
歯ブラシ 毛先の軟らかい物。
綿棒 できるだけ大きい物。
ガーゼ 普通のガーゼで全体を拭き取る。
クルリーナ ブラシの目が粗く、力を入れ過ぎると、健康な粘膜を傷つけてしまう恐れがあるため、特に汚れの多い部分のみに使用する。
モアブラシ ブラシの目は軟らかいので、全体に汚れを取るために使用する。

※お口の中が乾燥している場合は、ぬるま湯でお口の中をしめらせてから、それぞれを使用する。

口腔ケア記録の重要性

 介助する方は、介助が必要な方に合った方法を見つけ、誰でも同じように口腔ケアができるように、その方のデータを記録し、ファイルリングしておくことが大切です。
 介助が必要な方のデータがきちんと記録されていれば、毎日行われる介助の中で分かりにくいことがあっても戸惑わず、データを見れば解決できます。
 また、新たなことがあった場合にも、データに記録しておけば、担当が変わっても安心して介助できます。
 しかし、このようなデータがきちんと記録されていないと、介助する方によって口腔ケアが異なってしまうため、お口の中の環境に影響がでてきます。
 特に独居の方は、過去の記録が少ないため、介助する方が変わったときに問題が起こりやすくなります。
 また、常時家族や施設の方がいる場合でも、介助する方が変わったときには、過去の記録がないと、新たな変化に気づきにくく、問題が起こりやすくなります。
 色々な問題が起こらないようにするためにも、記録を残しておくことをお勧めします。

口腔ケアから心のケア

 高齢化社会が進む中、私たちにとって口腔ケアは、避けて通れないケアの一つになってきています。
 口腔ケアは、ただお口の中を綺麗にしたり、機能訓練をすることだけではありません。
 口腔ケアを始める前には、居宅であれば家族、施設であれば担当者、病院であれば看護師から事前にできるだけ多くの情報を聞き、把握する必要があります。
 このような事前の話し合いの中から、必要なことや、必要でないことを見極め、これから行われる内容をよく説明し、理解していただくことが大切です。
 介助が必要な方からの信頼関係は勿論ですが、その方の周囲の方々(家族等)からの信頼関係も大切になってきます。
 口腔ケアは、介助する側がケアに集中し過ぎ、無理をしてしまうと、介助が必要な方にストレスをかけることもあります。
 一生懸命ケアしたことが逆効果となり、自信を無くしてしまうことになってはいけません。
 介助に時間が限られていても、決して無理をせず、できることから始め、時間が余ったらケア内容を増やすようにして下さい。
 また、介助が必要な方は、その日の体調によっても左右されるため、少し様子を伺ってからゆっくり始めることも大切です。
 内容説明がきちんと行われ、信頼関係があれば、介助が必要な方の体調により、何もできないことがあっても問題はありません。
 介助が必要な方にとって、『いつもお口の中を綺麗にしてくれる人』のイメージで見られていれば、信頼関係が結ばれているのではないでしょうか。

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